【蹂躙ログ】HO2:B国将軍/ニキータ・バザロフについて

ふせったーからの再掲です。

 

【HO2】B国の将軍
ニキータ・”チャイカ”・バザロフ Nikita “Chaika” Bazarov
本人は一貫して「ニキータ・バザロフ」と名乗っているが、彼のことを知るものには尊敬、畏怖、軽蔑等の念を込めて、通名・コールサインである”チャイカ(鴎)”と呼ばれることも多々ある。
ニキータ(Никита):「勝利する者」の意。
バザロフ(Базаров):ツルゲーネフ「父と子」の登場人物より。

男/26歳 168㎝/62㎏ 2月2日生まれ/A型
早生まれなので実質25歳かもしれない。詳しく決めてない。
身長はヒールで盛っているのかもしれないし、それが素の身長なのかもしれない。でもオンオフ問わず若干かかとがある靴を履いている。
体重は最低このくらいはないとパイロットをするのに負荷がかかりやすいらしい…と聞いてこれにした。
食生活とか体質とかで無駄な肉はつかなそうなので、ほぼほぼ筋肉の重さじゃないかなと思います(?)
持ち上げてみたら意外と重いというか、固く握られたおにぎり(たとえが下手)
誕生日はダイス振ったら2.2だったから決まっただけで別にほにだからではない。A型は…こいつA型っぽくない?

一人称「俺」/二人称「あなた」/敬称「様」「殿」「階級名」最近は「さん」も使う
シナリオ内にて世界的に使用されている共通言語、公用語で話す。
母国語はB国語なのだが訛りを隠すためにあまり使わない。訛ると一人称が「わし」になったりする。うっかり聞かれると埋まりたくなるほど恥ずかしいらしい。
上司や他国の国家元首レベルの人間には「様」、それ以外には「殿」。階級名で呼ぶのは友軍の将官レベル(殿や閣下も併用)、もしくは部下が粗相をしたりしたときくらいである。
オフでも様とか殿とか言ってたら堅苦しいと言われたので最近はさん付けも多用している。便利だ。

【基本情報】
勤勉、謙虚、恭順。温厚かつ合理的、責任感も強い。勉学は苦手だが頭の回転はそれなりに速く、瞬間判断力に優れる。
面倒見も人も良く、頼まれると断れない。断れない上、どんなに忙しくてもこなし切ってしまうスペックがあるため、さらに押し付けられより多忙になる悪循環である。
目上の人間に媚びるわけではないが、反対意見を言いにくい環境で育ってきたためかイエスマンになりがち。ただしそれは「肯定することで不利益を被るのが己だけ」の場合であり、他者、特に友人や部下などが被害を受けるようであればその限りではない。
国が社会主義を掲げているためそれに近い思想を持つ。全員を平等に均すというよりは、低いもの・劣るものを引き上げて全体の水準を上げようとするタイプ。そうすれば仕事も平等に回せるようになるし良いことずくめです。
根は善良ではあるのだが、戦場ではその善意が裏目に出ることがよくある。「捕虜になったらどうせ餓死させられるから敵軍を皆殺しにしておく」「苦しまずに死ねるようヘッドショットする」などが良い例である。気遣いが斜め上すぎて相手からしたら堪ったものではない。本人に悪気は一切ない。

彩度の低い金髪。髪質は硬めで外にはねる癖がある。顔を見られるのがあまり得意ではないため、前髪はある程度長めにしている。
菫色の瞳。ジト目というか伏し目がちというか、なんかそんな感じ。まつげはやや長い。
童顔。少々そばかすが目立つ。鼻はあまり高くないが低いわけでもない。私にはこれは口が小さいのか顎が小さいのかよくわかりませんが、八重歯は無いので歯並びは普通と思われる。彼自身は自分の顔があまり好きではない。
B国民の平均からすれば身長は低いが、手足は長めで案外均整の取れた体形をしている(が、軍服がロングコートなため目立たない)。本人曰く「コックピットに収まりやすく、交戦時に狙いにくいのでよいと思います」とのこと。

【小ネタ:基本情報】
戦闘技能と基本的な探索技能くらいにしか技能値を割り振っていないのはそれしか教えられなかったから。現状の人生の半分を戦争に費やしているため、戦う技術が無いと生き延びれなかった。
小食かつ体格に恵まれなかったのは、入隊したての頃にあまり食事を与えられなかったため。日々ひもじい思いをしていたので、せめて部下にはそういう思いはさせまいと兵糧には気を配っている。現在も当時の癖でちょっと食い意地が張っている。
昔を思い出すため大きい物や大きい音がちょっと苦手。耐えられないほどではない。お化けやオカルトの類も苦手。SANチェックよわよわ芸人なので神話的事象もだめ…何ならいいんだ?
動物が好き。特にふわふわとしたあたたかな生き物が好き。犬や猫やウサギなど。小動物や鳥も嫌いではないが、接する機会が少なかったので触れるときは微妙におっかなびっくりである。

【これまでの経歴】
2xxx年2/2、B国の田舎にある村に住む猟師の家に生まれる。
幼年期から非常に視力が良く、また身体能力も同年代の子供に比べると高かった。銃の扱いが上手で、本人も銃に対し興味があったため、父親により猟師として生きるための英才教育を受けている。
小学校卒業間際に第三次世界大戦が勃発し、村に住む他の子供たちと一緒に「軍需工場勤務」という名目で徴兵される。なお、この頃は都市部にすむ「学のある(=裕福である)」子供は兵役を免除されていた。
徴兵後の身体検査や質疑応答で「基礎能力が高く」「銃が扱える」ことが露呈、結果として村の子供たちとは別に正規軍に入れられることになる。
陸軍に2年ほど在籍するがその間様々な理不尽にさらされ、結果として上の人間にいまいち逆らえなかったり、訛りを隠すために共通語をしゃべったりするようになった。
その後彼の動体視力や身体能力を買った空軍「鴎隊」隊長によるスカウトを受け、周辺環境が一時好転。隊員たちからの丁寧な指導により技術を伸ばしていく。
中でも目立って成績が良かったのは戦闘機の操縦で、彼も祖国の曇り空のさらに上、青空を見ることができる戦闘機に乗ることが好きだった。
「鴎隊」はB国軍随一の穏健派であり、隊の空気も非常に良く、陸軍にいた頃のトラウマなどはここで多少改善された。
しかしそんな日々が長く続くわけもなく、配属から1年ほどして「鴎隊」は戦闘機数機を残して全滅。原因は隊長の判断ミスとされているが、それまでに共闘した友軍の生還率の高さから、何らかの事故があったのではないかと現在は推測されている。
彼は生き残ってしまった側であり、将来的な通名である「チャイカ」もこの「鴎隊」から取られている。かつては上官を置いて逃げ出した者への蔑称だったものが、今ではB国の最高戦力のコールサインとなっているのは皮肉である。
隊員が数名となった「鴎隊」は解体され、彼はと言えば空軍の保有する特殊部隊に編入。この頃からすべてを仕事として割り切って行動するようになり、それが功を奏してか軍人としてめきめきと頭角を現し始める。
何をどうやったのかもはや不明だが、散歩感覚で一小隊殲滅して帰ってきたり、単機で飛行隊をバチボコにぶちのめしてきたり、やりたい放題やっていたらいつのまにかものすごい量の勲章を賜るようになってしまった。
仕事を与えるとそれ以上の成果を出して帰投するため、勲章だけでは間に合わなくなった上層部が苦肉の策で彼をガンガン昇進させるようになる。彼自身は一度その昇進を辞退しているのだが、それでは格好がつかない上司が無理やり昇進させた。
と、そこまではよかったのだが。昇進させられてしまってはそれに応えないわけにはいかない、と考えた彼はその度に新たな戦果を挙げ、そしてそれがある程度積もる度にまた昇進し…もはや戦場も軍の体系図もめちゃくちゃである。
B国で生きて二階級特進(それも2回ほど)したのは彼が初めてだし、なんなら佐官で足りなくなったはいいが将官に上げるのかで上層部が揉め、「准将」の位を作らせるまでに至ったのも彼が初めてである。
そんなこんなで若くしてまさかの准将の位に就いた彼であったが、戦場はよくても軍部のマナーや常識、働き方などをろくに教えてもらえるはずもなく。
課される仕事を淡々とこなしこれが普通だと思っていたら他の人の倍働かされていたり、軍議に出ても難しい単語ばかりでいまいち頭に入ってこなかったり、下士官上がりだからと他の将官に何かと下に見られたり、だいぶ散々な目に遭っている。
それでもそれを「まぁそういうものか」と受け入れてしまっているため、彼自身に現状を変えるつもりは毛頭ない。受け入れたからこそ折れずにいられたということもあるかもしれない。
そこから先は准将として粛々と書類仕事をし、戦場に出ては戦績を上げ、基地に戻って報告書を書き…そんな生活を早数年。気付けば出撃した戦場は23、手にかけた人間の数は公式記録で500万人――B国の誇る史上最悪の生きた殺戮兵器になっていた、ということである。

【小ネタ:経歴】
才能的には軍人(というより兵士かもしれない)が限りなく天職に近い人間。
仕事として容赦なく敵兵を殺戮しまくっていた彼だが、その行動動機は一貫して「故郷に帰りたい」である。彼が逃亡したり、ましてや敵国に寝返りでもしたらB国の一大事であるため、徴兵されてから一度も故郷に帰してもらえていない。
そもそもの話、幼い頃に「お家に帰りたい」とぐずったところ上司から殴る蹴る飯を抜くの折檻を受けたため、誰にも言うに言えなかったというのはある。言ったらまた殴られるんかなあと思っている。
そのため自分が故郷に帰るためには戦争を終わらせるしかないと考えており、すべての戦果は早く終戦させるためのきっかけ作りに過ぎない。こんなに頑張っているのに全然戦争が終わらない。戦争が終わったと思ったら故郷に帰る間もなく収監された。つくづく運の無い男である。
最初に受けた理不尽は「訛りを馬鹿にされたこと」。結構な人数の前で笑われたのがだいぶトラウマになっており、それ以来共通語を猛勉強して常用し訛りがわからないように工夫している。
訛りを聞かれるのはいまだにダメ。埋まりたくなるほど恥ずかしいしまた笑われるんじゃないかと恐ろしい。でもわしB国語はこれしかわからんもん…(本音)。
普段身に着けている緑のピアスは「鴎隊」の隊長がくれたものであり、これをつけるためだけにピアスホールを開けたほど。身元確認用と公言はしているが、形見であるためずっと身に着けているとも言える。
上層部からは便利に使われつつもあまり良い扱いは受けていないが、直属の部下たちは彼を非常に慕っており、B国軍の上司にしてはそれなりの人望があるようだ。
オーバーワークが常なので週休1日などと言いながらほぼ毎日仕事をしている。仕事が無ければ訓練場で銃を撃っているし、場所が無ければシミュレータに乗っている。シミュレータもだめなら溜まっている報告書を片付けている。もう仕事が趣味なのかもしれない。
よって基本給とボーナスと残業代褒賞諸々で人より断然稼いでおり、26歳にしてめちゃくちゃ金を持っている。しかし前述の通り故郷に帰ることにしか興味がないため必要最低限しか使っておらず、宝の持ち腐れでしかない。たまの出費と言えば部下たちへのご褒美(アイス)とかである。

【小ネタ:自陣関連】
銃や戦闘機など、兵器オタクな節がある。中の人はあまり詳しくないため語れないがきっとこいつは語れる。大体何でも使えるが意外とこだわりがあるらしく、機能性と見た目のカッコよさとロマンを併せ持った兵器が大好き。よってそれらの条件を満たすD国製の銃を愛用している。
戦闘機についてはカッコいいこと、空を飛ぶこともそうだが、何より速さ。スピードが大事だ。誰より速く多くの敵を撃墜することができるような機体が好き。もちろんカッコよければカッコいいほど素敵だし、高く飛べれば飛べるほどいい。機首にカモメの絵を描いてもらっている。
そんなこんなで普段は自分で調整した銃を扱っているが、やむなく鹵獲し使用した武器の出来や整備状態が悪かったりすると割とわかりやすくスン…とする。やはり普段の銃の方が撃ち心地が良いのだ。
D国研究所所長であるイージー・セレクトとは面識があり、D国製の銃を愛用していたことから試作兵器の試用などの交流を持ったところ、オーダーメイドのライフルをプレゼントしてもらった。
彼はこの銃を大変気に入っており、どの戦場に行くにも持っていき多大な戦果を挙げた。どんなものかと触った部下たちの証言によると「あんなもの使えるわけなくないですか?」「持ってもキモいし撃ってもキモい」「どうなってんだアレ」とのこと。
A国との同盟会食時に国家代表者のデァ・トートとも接触しており、その物腰の柔らかさ等に懐柔されたのか「優しい大人」として大変なついている。セレクトと面識を持つようになったのはトートの計らいもあるため、その点でも感謝している様子。
彼らも自分同様に死刑囚にされた件についてはやや否定的で、「その人望や指導力、技術、才能が失われることは世界にとっての損失ではないか」と苦言を呈している。
ふたりに対しての話し方は相変わらず堅苦しいが、なんだかんだ家族を含めても大人の中では五本の指に入るくらい気を許している相手である。わかりやすく言えば「とっても大好き」ということだ。
なお、家族は戦時中に既に死亡していると思われるため、実質ふたりが同率一位みたいなものである。